仏壇の修理・修繕・クリーニング

京都の伝統工芸唐木仏壇の修理

先日、京都市よりお仏壇の修復のご依頼を受けたのですが、此方のお仏壇は伝統工芸で立派なのは一目瞭然。
その中でも側面が戸になってて、奥にスライドする仕組みとなっております。
これは左右の観音開きの雨戸(外扉)が手前で開けるのと側面をスライドさせてから開けるのと二通りの雨戸の開き方が出来ます。
スライドさてせ開いた場合は前方位だけでは無く、横方位からも仏壇内部を見る事が出来ます。
一般的には片側3枚の雨戸で『三方開き』が主流なのですが、この様なスライド式の場合は仏間のスペースを多く取らなくて良いのです。
今回は全体の修復は勿論ですが、雨戸(外扉)に割れ(亀裂)が入っていますので、雨戸は全て新たに作製となります。
一般的な漆で黒一色ではなく、『目出し』と言って木目を出す工法での作業となりますので大変です (^^;;
それと下台も虫喰いが見受けられたので下台の木地交換も必要ですね。
仏壇内部の宮殿には天女の彩色や障子戸には螺鈿での細かい仕事が施されていて見れば見る程立派な造りをしております。
何れにせよ、伝統のあるお仏壇なので張り切って蘇らせますよ〜♫
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